electricity
発電のカーボンニュートラル化 -その1:コスト試算
日本では、電力需要の多くを火力発電で賄っています。炭素中立を実現するための方策の一つは、再生可能エネルギーでそれを置き換えていくことです。もう一つのアプローチは、火力発電の燃料を二酸化炭素フリーとする、というものです。後者のアプローチについて、詳細をみていきます。
日本におけるエネルギーの流れ
日常生活で身近なエネルギーは電気だと思います。例えば火力発電では、化石燃料を燃やし、その発熱で水を蒸発させ、生じた蒸気がタービンを回すことで発電されていました。今回は、こうしたエネルギーの流れを、日本という国スケールで見ていきます。どの程度のエネルギーがあり、それをどのように使っているかについて、定量的に整理します。
水素の作り方 -その3:水の電気分解のコスト
水の電気分解では、”持続可能”な形で水素を作ることができます。その歴史と概要について、前回まとめました。今回はもう少し踏み込んで、水電解で作った水素の値段を見ていきます。
水素の作り方 -その2:水の電気分解
前回の記事では、水素が現在どうやって作られているのか概要に触れました。再生可能エネルギーを使いながら、水素を作りたい…それに対する解の一つは、水の電気分解です。その詳細をみていきます。
日本におけるエネルギー消費は、国内の再エネで賄えるか?
我々の社会で利用するエネルギーを、究極的には再生可能エネルギーで賄わなければなりません。日本だけに注目した時、国内エネルギーを再エネで賄えるのかを見てみましょう。
エネルギーを運ぶ:エネルギーキャリアとして水素?
再生可能エネルギーを積極的に使っていく -これは、世界的な潮流ですよね。ではどんどん太陽光発電や風力発電を設置すればよいかというと、そういう訳でもありません。再生可能エネルギーで発電した電力を貯蔵・輸送する際に活躍する「エネルギーキャリア」、その代表格である水素について考えます。
再生可能エネルギーの利用にまつわる問題点
太陽光発電、風力発電など、再生可能エネルギーを積極的に使っていく – これは、今や全世界が掲げる目標になっていますね。太陽光発電や風車の設置をし続ければ、問題は解決する…かといえば、そんなに単純な問題ではありません。大きな問題点がいくつかありますが、今回の記事では「再生可能エネルギーの空間的偏在性」についてまとめます。
いろんな国の電源構成
電源構成とは、電源別の発電電力量の構成比を指します。発電方式としては、火力や原子力、水力や風力などがあります。その構成比は主要国でどうなっているのか、また日本は他国と比べて「なぜ」「どのように」違うのかを見てみましょう。